アラフィーに突入した主婦の欧州サッカー中心&日々の徒然blog
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五十路っ子

  • Author:五十路っ子
  • 夢は、スペインのサッカークラブ、レアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのクラシコ観戦♪(ラウールが現役のうちに!)
    その他好きなサッカー選手は、ジェラード、モリエンテス、バルバレス。
    と書いたときから時は流れ、モリちゃんとバルバレスは引退してしまい、ラウールは今ドイツのシャルケで頑張っている。
    今はスネイデルも好きです♪

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2006.08.13/ 11:29(Sun)
イン・ザ・プール』『空中ブランコ』に続く、トンデモ精神科医・伊良部シリーズ第3弾。「オーナー」「アンポンマン」「カリスマ稼業」「町長選挙」の4編から成る短編集です。今回は少し趣向が変わり、最初の3編は、プロ野球1リーグ制をめざす某球団オーナー、IT業界のお騒がせ社長、40代で一大ブレイクした元宝塚出身人気女優、といった“実在の人物をモデル”とした話。また、全編にわたり、看護婦まゆみの違う顔、ロックバンドのギタリストとしての一面もちょこちょこと顔を覗かせます。3編とも、それなりに楽しく読めますが、「カリスマ稼業」の結末は少し尻切れトンボな感じだったかな。
面白かったのは「町長選挙」。東京都の離島に短期、医師として赴任することになった伊良部。伊良部の患者となるのは、伊良部より一足先に離島の町役場に出向となった若い公務員・宮崎君。島は折しも選挙シーズンで、現町長派と元町長派の島を二分する票の争奪戦が繰り広げられていて、常識が通用しない“島のルール”に生真面目な宮崎君は翻弄されっぱなし。まぁそのルールというか流儀がハチャメチャなのですが、もしかしたら本当かも…と思わせる面白さ。なにしろ、4年に1度の町長選挙は投票率が95%という熱さ、島をあげての一大イベントなのです。年々高齢化している島の老人たちは大きな票田であり、年寄りたちも元気がいい。
意外にも基盤整備が進んでいたと、宮崎君の口から語られた離島ですが、これも公約を守らなければ次の選挙で勝ちはないという緊迫感の賜物なのでしょう。モデルとなった島は、あそこかな? 一度は行ってみたいと思うけど、行ったらダイビングがしたいよなぁ。私のダイビング歴はわずか16本。ログブックの最後の日付は1990年6月6日。タヒチのボラボラ島での1本が最後だからなぁ。機材の扱い方忘れてしまったし、流れの速そうな場所だから、ちょっと怖いです。遠い目……。
 
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2006.07.19/ 16:55(Wed)
働く女性の必読書、ではないけれど、働く女性の共感本であることは間違いなし! 「ヒロくん」「マンション」「ガール」「ワーキング・マザー」「ひと回り」の5編から成る短編集の主人公は、みな30代の働く女たち。先輩男子社員をさしおいて課長となった聖子、マンション購入を決意したことでタカ派からハト派になりかけるゆかり、超若作りの先輩と地味なクライアントのはざまで揺れる由紀子、離婚してシングルマザーの身で営業畑に戻った孝子、ひと回りも年下のハンサムボーイの新人指導社員を任された容子。読み終わって、主人公のみならず、悩みながら頑張る女たちの誰にも拍手を送りたくなるような、爽快感あふれる物語ばかりでした。
会社という組織内の話ですから、ひと口に女性といっても独身者、既婚者、子持ち、バリバリのキャリアウーマンから補助的な仕事に従事する女性までいろいろいるわけですが、それぞれの心情の吐露が現実に存在する人から聞いているみたいにスッと理解でき、男の奥田氏にここまで書かれちゃたまんないなー、と脱帽です。想像だけでこれだけのことは書けないので、きっと観察力が鋭くて、女性から話を聞くのがうまいに違いありません。気づいたら言うつもりのないことまでしゃべらされてた、ってタイプかも(笑)
爽快感があるのは、登場する女性たちに潔さを感じるから。開き直った強さとも言えるかもしれませんが、なんだかんだいろいろ悩みながらもやるべきところはやり、怒るべきところは怒り、自分に正直であろうとする姿がかっこいい。また、謝るべきところはきちんと謝るという場面が2箇所ほどあるのですが、これってなかなかできることではありません。そこから生まれる女同士の心の交流が温かくて、ほろっとさせられ、この短編集の魅力を引き立てています。
33歳までOLをしていた私にとっては、懐かしい気もするオフィス・ストーリーでしたが、30代のみならず、20代(そのうち30代になるんだし)、40代(まだまだこれからよ)の女性のスタミナドリンク本としてもおススメです♪ 女同士、頑張ろうじゃあ~りませんか!って気になりますわよ。
 
Genre: 小説・文学 Theme: 読書感想文 Category:
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へんてこな題名だなぁ、と思っていましたが、Ambos Mundosとはスペイン語で、Both Worlds(両方の世界)の意味だそうな。「植林」「ルビー」「怪物たちの夜会」「愛ランド」「浮島の森」「毒童」「アンボス・ムンドス」の7編から成る短編集。
初めて読んだ桐野さんの小説『OUT』は、お弁当工場で働くパートの主婦たちが突き進んでしまう犯罪小説で衝撃を受けたし、『I'm sorry,mama.』の主人公(40代女性)の罪の意識なき悪行の数々にも圧倒されましたが、この短編集もなかなか強烈でした。
溜め込んだ負のエネルギーが憤怒となって臨界点を超えたとき、世界が一転する。表があれば必ず裏があり、内と外の世界は一人の人間のなかで接することなく共存している。境界を一歩踏み出せば、まるで別世界。
女性の“(暗部の)業”を描かせたら桐野さんの右に出る人はいないなぁ~、なんて、知ったかなことをつぶやいてしまう、怖い小説です。
読んでから2~3日経っちゃったので、簡単な感想になっちゃいました(^^;
 
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映画を観に行く前にと、遅ればせながら読破。堅苦しい文章ではなかったけど、宗教的背景や建造物(美術館や教会)の視覚的イメージなど、下地となる知識があればよりすんなり物語に入り込めて楽しめたでしょうね。あまりに話題の作品なので、読むより早く筋書きを知ってしまった箇所もあり、本来なら驚かなくちゃいけなそうなところにも驚けなかったのが残念(><)
単行本にも載っているのか知りませんが、文庫本の巻頭にはストーリーに出てくる建造物の内部や絵画のカラー写真がいくつか載っています。何の写真か先に見てしまうと、人によっては先が読めてしまうかもしれないので、該当箇所まできてからじっくり眺めてみるほうがよさそうです。
そうそう、“5文字の暗号”は下巻の半ばで解けちゃったぞ。教授や暗号解読官より先に解けるなんてスゴイ?と思いきや、ネットで見たら結構解いてる人がいるみたい。それまでの数々の暗号解読のお手並みからすると、2人がわからないのはちょっと不自然なんですけどね(^^; 読者へのサービス問題か?(笑)
事実と虚構が混ざり合った作品であるのは間違いないと思いますが、キリスト教にも異端の宗教にも疎い私としては、これウソかな、これホントかな、とスタンスが取りづらかったですね。でも、暗号を解きながら、ラングドンとソフィーが転々と場所を移動する逃亡&探索劇はスリリングで面白かったです。小説のなかで、(たぶん)事実として興味深かったのは、キリスト教が男性優位の宗教であることや、異教の名残がキリスト教に混在していること、絵画にさまざまな隠喩が込められていること、などですね。
宗教というのは、人々がより安らかに暮らすために作られたものであると同時に、小説に書かれているようにより力のあるものに都合よく作られたものであるのかもしれません。人は信じたいものを信じる。不可思議な新興宗教も、そうして生まれたものだと思うし。自分にしても、どうしても願いを叶えたいときは、存在するかもしれない神様に向かって何度も「神様お願い!」と祈ったことがありますしね。どの神様にと訊かれると困るけど、強いて言えば、目には見えない力の存在に、かな。日本人だから八百万(?やおよろず?ってこう書くのか)の神に、かもしれないけど。
しかし、ルーヴル美術館というのは、日本の美術館とは比べ物にならないくらいどでかい美術館のようですね。せめて映画で堪能させてもらいましょう。謎解きの部分はもうわかってしまったから、視覚的に楽しむ以外ないとも言えるし。あと、もう1回読めばもっとわかりそうなところを映画で再確認てこともあるか。賛否両論らしいこの映画、来月には観に行こうっと。
 
Genre: 小説・文学 Theme: 読書感想文 Category:
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『火の粉』とは打って変わった、青春小説、恋愛小説でした。
主人公・香恵は、地方出身で一人暮らしをしている女子大生。大学の伝統あるマンドリンクラブに所属し、文具店(万年筆売り場)でアルバイトをするという、ありがちな“部活+バイト”生活を送っているが、ある日、自分の部屋の前の借り主が忘れていった1冊のノートを発見する。ノートは小学校4年生の担任となった女性の始業式前日からの日記帳であり、最初のうちは読むのを遠慮していた香恵も、生徒たちとの楽しい交流や不登校児童の母親との手紙のやりとりなど、“伊吹先生”の温かくて真摯で、チャーミングな人柄を偲ばせる記述を読むにつれ、日記を読むのが楽しみになっていく。
日記が一学期の終わりにさしかかった頃、突如、“隆(タカシ)”という人物が出現した。以後は、伊吹先生の苦しい恋の胸の内などもときおり混じるようになり、同じように進展しない恋の悩みを抱えていた香恵は、自分と伊吹先生を重ね合わせて、ふたりがうまくいくことを願いながら日記を読み進めるようになっていく――
さてさて、日記のふたりはどうなったのでしょう? そして、香恵が万年筆売り場で出会い、恋心を抱いたイラストレーターとはどうなるのでしょう? 香恵の親友が留学している間に、自分に言い寄ってきた親友の恋人を、香恵はどうするのでしょう?
ストーリーの大きな流れは予想がついてしまいましたが、心の傷を埋めきれなくとも、その傷に寄り添える人との出会いというものを信じてみたくなる、静かな感動をよぶ作品でした。
それにしても、女性が書いたような作品でびっくりです。作者のあとがきを読んで、その謎(?)も少し解けます。作品を読み終わったら、ぜひあとがきも読んでほしいです。
小説の前半、万年筆売り場の場面が多いだけに、薀蓄っぽくもあるのですが、「万年筆なんて書きにくい」とだけ思っていた私は、なかなか面白く読めました。といっても、筆圧の強い私の場合、さらさらと書くことはできないだろうから、やっぱり縁がないかな(笑)
 
Genre: 小説・文学 Theme: 読書感想文 Category:
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